自分のお腹のなかに、赤ちゃんがいるって不思議な感覚ですよね。
誰しも、健康で元気にマタニティライフを過ごして愛しい我が子に会える日が待ち遠しくて、仕方がないと思います(*´ω`*)
すこしずつ大きくなっていくお腹。
いつからか、お腹のなかからポコポコと蹴っては赤ちゃんが自分の存在をアピールするようになり、より、愛しさがあふれてきますよね(*´ω`*)
この気持ちは、何度経験をしても毎回、特別でかけがえのないものです。
そんな幸せの絶頂のなか告げられる病気について。
今回は、わたしが第2子を妊娠中に妊娠糖尿病になったときのことをお伝えします。
・妊娠糖尿病の診断が出た方。
・妊娠糖尿病の体験談を知りたい方。
はじめにお伝えします!
母体について
・妊娠糖尿病と診断されたときー23週。
・1日7回、自分で血糖値測定。
・薬の使用はなし。
食事療法、運動療法で血糖値をコントロール。
・出産ー40週3日。
そして、産後の1ヶ月検診で
妊娠糖尿病を卒業(^^♪
赤ちゃんについて
・体重3,012g、身長48cmのおとこのこ。
・産まれてホヤホヤのときは、低血糖。
・翌日、2回目の血糖値測定で正常値になる。
2歳になったいままで、健康体で
とくに妊娠糖尿病の影響はありません(*´▽`*)
【妊娠初期】妊娠糖尿病の疑惑あり。

実は、妊娠初期のころから妊娠糖尿病の疑惑はありました。
初めて、その可能性があると言われたのは妊娠初期の12週のころ。
妊婦検診で血液検査をしたときのことです。
このころのわたしは10~14時までパートに出ていて、お昼ごはんを食べるのはいつも14時すぎから。
「次回の検診は血液検査があります。」とは、前回の妊婦検診で聞いていたものの、血液検査前は食事を摂らない!ということをすっかり忘れていたわたしはいつも通り、パートがおわった14時すぎに昼ごはんを食べて15時には妊婦検診に出かけました。
結果。
食後すぐだったためもちろん血糖値が基準値をオーバーしていました。
しかし、その原因は
・血液検査の直前に食事を摂ったこと。
・次回の血液検査のときは
食事の時間を気を付ければ
正常な数値になるだろう。
とわたし自身疑うことが
ありませんでした。
医師も、「妊娠中期になったら、きちんと検査しようね~」と言うくらいでこのとき、診断が出ることはありませんでした(__)
【妊娠中期】再び、血液検査を受ける時期になりました

あっというまに23週になりました(*´ω`*)
このころには、貧血や食べづわりなどきつかったつわりも落ち着き、ごはんがおいしくて仕方がない時期でした。
妊娠糖尿病の疑いで、 受けたOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)
前日の食事などをバランスが取れたものにし、規則的な時間に食べれば大丈夫だろうと考えでいました。
そして朝ごはんも食べずに病院へ行き、OGTTという初めて聞く名前の検査を受けました。
OGTTとは、経口ブドウ糖負荷試験とも言い、口からブドウ糖を摂取して摂取する前と、摂取した後の数値の動きを診るための検査です。
まず、1回目の採血
ブドウ糖を飲む
(炭酸が入っているので、甘いサイダーに似ています(^^♪)
ブドウ糖を飲んだ1時間後に、2回目の採血
ブドウ糖を飲んだ2時間後に、3回目の採血
ここまでで、OGTTはおしまい。
そして、午後にまた病院へ行き医師の診断を受けました。
結果はやはり、妊娠糖尿病との診断でした。。
わたしの場合は、食後の数値は基準内だけど起床時の数値が高かったようです(/_;)
妊娠糖尿病になったら、まず1番にする必要があった指導入院
診断結果をショックが大きすぎました。
しかし、さらに辛かったのはこれから出産までの約4ヶ月間毎日、自分で血糖値を測定する必要があるため1度入院して、血糖値の測定方法や栄養管理について指導を受けないといけないということ。
当たりまえのことですが、出産のときに入院する覚悟はできています。
しかし、今回の入院はあまりに急で、今まで第1子の娘と1日も離れたことがないわたしにとって、すごく辛いことでした。
診断のあと、待合室にもどり泣きながら主人に電話をしました。
診断が出た翌日に入院。
はじめは2泊3日での入院予定でしたがわたしの場合、インスリン投与が必要なほどの血糖値ではないことと、上の子がいるということを考慮してもらい1泊2日ですむことになりました。
初めて娘と離れ離れ。
しかし、いつまでも「辛い」「淋しい」なんて思ってても仕方ありません。
気持ちを切り替えて、娘が産まれて以来はじめて1人でゆっくり眠れることを喜ぶことにしました!
事前に準備していた本を読んだりして貴重な、自分の時間をすごしました(*´꒳`*)
退院してからは病院で教わったとおりに1日7回の血糖値測定。
1.起床時
2.朝食の2時間後
3.昼食前
4.昼食の2時間後
5.夕食前
6.夕食前の2時間後
7.寝る前
測定自体はとてもかんたんですが出た数値によって一喜一憂する毎日。
それも1日に7回も。
なんで私が?妊娠糖尿病になる原因
糖尿病は太り気味の人がなるものだとばかり思っていたわたし。
そしてわたしは、痩せ型。
どうしてわたしが?
なんで?
という気持ちでいっぱいでした。
・糖尿病の家系の人
・肥満の人
・35歳以上の高年齢の人
・巨大児の分娩経験がある人
・羊水過多症の人
調べてみると、上記にあてはまると妊娠糖尿病になりやすいとのこと。
わたしの場合は、祖母が糖尿病なので遺伝性の可能性が高いのかな?
赤ちゃんは大丈夫なの?妊娠糖尿病が赤ちゃんに与える影響は?
そもそも妊娠糖尿病とはどういうものなのか診断が出たときに、調べました。
いまだに、原因ははっきりとはわかっていないそうですが
妊娠すると、胎盤が赤ちゃんを守ってくれていますよね。
胎盤を通して栄養を送ったりととても重要な役割をしてくれている大切なものです。
本来、人間の身体は、インスリンが分泌されるようになっています。
しかし、妊娠すると胎盤から出るホルモンのなかに、インスリンの働きを悪くするものがあるため血糖値が上がりやすくなると考えられています。
一方、妊娠中の体はインスリンの分泌量を増やして調整するしくみがあるのですが
体内でうまく調整が出来ずにインスリン不足になったり、機能の低下がある場合に血糖値が正常値を超えてしまい妊娠糖尿病になるのです。
母体が妊娠糖尿病(高血糖)になることで母体だけではなく、赤ちゃんの合併症ももたらしやすくなります。
あとは、赤ちゃん自身も糖尿病になりやすいそうです。
妊娠糖尿病になったら食事やおやつ、運動はなにをすればいいの?
測定をつづけているうちにこれを食べると数値があがるな。これは効果的だな。なんてこともわかるようになりました!
わたしの場合は眠っているときに本来でる、血糖値を抑える物質がでにくいことがわかり、起床時の数値が高くなりやすかったです。
そのため、夕食前は早めにすませて18時以降はなにもたべない。
・きのこ類
・海藻
・こんにゃく
・いか
・たまねぎ
・オクラ
・五穀米
おやつは、小麦粉や糖質をさけてヨーグルト、海藻スナック、ナッツ類をいつも食べていました(*´ω`*)
そして、夕食後〜寝るまでのあいだにウォーキングやスクワットなどできる範囲で体をうごかして少しでも寝る前に、数値をさげる。ということを意識していました!
ほかにも
・少し早めに起きてラジオ体操。
・1日2回ウォーキング。
忘年会で多めに食べてしまったら夜中0時に公園でウォーキングしたこともあります。笑
妊娠糖尿病は出産がおわると本当に治るの?
“妊娠”は、赤ちゃんが産まれるとおわりますが”糖尿病”は、出産がおわると、本当に治るのかすごく不安でした。
「出産しても、治らなかったらまだ27歳なのにこの先どうやって暮らして行こう」と、考えては不安な毎日を過ごしていました(__)
まるで、ゴールの見えない暗闇のなかみたいでした。
しかし、先に結果をお伝えしましたが妊娠糖尿病は治りました(^^)/
産後すぐ、そして産後の入院期間中は栄養の点滴(ブドウ糖が含まれている)をしている影響で正しい血糖値を測定できませんでしたが
産後の1ヶ月検診のときに「血糖値も基準値を下回っているね」と医師から診断をいただきました☆
【妊娠後期】精神的につらいときは、赤ちゃんのことを考える
妊娠糖尿病になってから血糖値を毎日7回測定する生活がつづき次第に、神経質になっていました。
わたしの場合は、運動療法と食事療法で血糖値をコントロールしていてインスリンの投与はありませんでしたが
わたしが出産するのは総合病院で、医師も担当制ではなくそのとき居る医師が診断をする形です。
そのため、わたしが毎日記入している血糖値の記録ノートを見て、「がんばってるね!」「このまま続ければ大丈夫だよ!」と言ってくれる医師も居れば、
「これはコントロール出来てるとは言えないな」「次回まで様子を見て、インスリン投与を始めるか決めましょう」と言う医師も居ました。。
毎日毎日、1日に7回の測定のたびに数値を見て、一喜一憂。
数値が表示されるまで毎回ドキドキ、ヒヤヒヤしていました。
次第に、牛乳すら、飲むのがこわい。
ご飯をつくっても、味見するのがこわい。
「こんなに精神的につらいならいっそのことインスリンで数値をおさえて楽になりたい」と思うわたしもいました。。
そんなときは、お腹のなかの赤ちゃんの健康のため!
今あきらめたら、一生後悔することになるかもしれない!という思いで乗り越えました。
あとは、上の子(娘)の存在がとても大きかったです。
もし、インスリン投与をすることになったら、また入院しないといけない。
もう、出産のときまで1日だって娘と離れたくない!という気持ちでいっぱいでした(__)
いよいよ予定日!願うのは、健康で元気に産まれてきて欲しい!

1日でも早く産みたい!解放されたい!と言うのが本音でした。
しかしわたしの体質、家系は予定日から遅れる傾向があります。
予定日の1週間遅れで産まれた、第1子、娘の出産記録はこちら(*´▽`*)
第2子も予定日になっても産まれる気配はなし!
40w2dに入院し、つぎの日から誘発剤(促進剤)を投与することに決まりました!
(結果的に誘発剤を使用しませんでしたので、誘発剤についてのレポートを読みたい場合はこちらの記事へどうぞ♡)

入院は夕方から。
娘の保育園のお迎えは主人にお願いしてわたしは1人で入院しました。
そして、つぎの日の準備として子宮口を広げる処置をしました。
それが地味に痛い。笑ずっとピリピリと痛む感じ( ´•̥_•̥` )
そのおかげで眠れたか、眠れてないかよくわからない状態で気づけば深夜2時。
さっきまでとは違う痛みで目を覚まして、
「もしかして、陣痛!?」と思いナースコールを押してモニターをつけてもらいましたが
痛みの波が不規則なため「前駆陣痛だろうね~」とのこと。
そこからは、なんとか寝ようとしているけど痛みが来たりして寝ているのか寝ていないのかよくわからない状態がつづいていました(;´∀`)
そんな状態のなか朝方4時に破水!!
またナースコールを押し、処置室に移動すると
なんと!
子宮口が9cmまでひらいていました(*´▽`*)
どうりで寝れないはずですね☆笑
そのまま、すぐに分娩室に移動して2回いきむと息子が誕生しました♡
破水してから、25分後の出産でした( *´艸`)
まとめ ~わたしの数値について~

今回は、わたしが第2子を妊娠中に妊娠糖尿病になったこと、
診断が出てから、どのようなマタニティライフを過ごして出産したか。
そして、妊娠糖尿病の母体から産まれた赤ちゃんの健康状態についてをお伝えしました(__)
さいごになりましたが、
わたしの妊娠糖尿病のときの数値
・起床時が90~100
・ハンバーグ、そうめんを食べると
食後2時間後 140
・暴食したときの
食後2時間後 160がMAXの数値でした。
そのほかは基準内でした(*´Д`)
このときに産まれた息子は2歳になりました。
この記事が、現在、妊娠糖尿病で不安をかかえているかた、
前向きな気持ちでがんばっているかたの参考になればうれしいです(*´Д`)